開発協議で使用する土地利用計画図とは?どこまで記載するのか解説

開発協議を進める中で必ず必要となるのが「土地利用計画図」です。

しかし、

  • どこまで記載すればいいのか
  • どんな内容が必要なのか
  • 配置図との違いは何か

など、初めて開発案件に関わる場合は分からないことも多いと思います。

この記事では、開発協議で使用する土地利用計画図について、実務目線で解説します。


土地利用計画図とは?

土地利用計画図とは、工事完了後の最終的な土地利用状況を示す図面です。

単純な建物配置図ではなく、

  • 建築計画
  • 外構計画
  • 排水計画
  • 緑地計画
  • 公共施設

などを含めた、開発全体の計画図となります。

自治体との開発協議では、この図面をベースに各部署との協議を進めていくことが一般的です。


土地利用計画図には何を記載するのか?

開発内容や自治体によって必要事項は異なりますが、一般的には以下の内容を記載します。


建築計画

  • 建物配置
  • 建物寸法
  • 建築面積
  • 出入口
  • 隣地境界からの離隔

新築建物がある場合は、配置寸法まで細かく求められるケースも多くあります。


外構計画

  • 擁壁
  • フェンス
  • 緑地帯
  • ゴミ置場
  • 駐車場
  • 駐輪場

市町村の条例によって、必要台数や緑化率などが定められている場合もあります。


インフラ関係

  • 汚水計画
  • 雨水計画
  • 給水
  • ガス

特に雨水処理については、市町村ごとに浸透基準や処理方法が異なることが多く、協議の中で細かい指摘が入ることもあります。


公共施設関係

  • 公共桝
  • 開発道路
  • 道路後退
  • 隅切り
  • 側溝

前面道路や公共施設との接続条件によって、追加資料を求められるケースもあります。


最初から完璧な図面を作るのは難しい

実際の開発協議では、最初に原案を提出し、その後の協議の中で、

  • 不足している情報
  • 条例上必要な記載
  • 各部署からの指摘事項
  • 市町村独自のローカルルール

などを確認しながら、修正・追記を繰り返して図面を完成させていきます。

そのため、最初から完璧な土地利用計画図を作成するのは非常に難しく、実務経験が重要となる部分でもあります。


土地利用計画図は「全体計画図」

完成した土地利用計画図は、あくまでも開発全体を整理した「全体計画図」です。

実際にはそこからさらに、

  • 道路詳細図
  • 排水計画図
  • 擁壁構造図
  • 緑地計画図

など、各項目ごとの詳細図面を作成していくことになります。


まとめ

土地利用計画図は、単なる配置図ではなく、開発計画全体を整理する非常に重要な図面です。

開発内容や自治体によって必要事項も変わるため、協議経験や実務知識が求められます。

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