開発許可を取ったあとが本番|工事着手から完了公告までの流れを行政書士が解説
開発許可を取得すると、
「これで終わり!」と思われがちですが――
👉 実際はここからが本番です。
むしろ手続きも管理も一気に増えて、
ここでつまずく案件が非常に多いのが現実。
この記事では、
開発許可後に必ず行う実務の流れをわかりやすく解説します。
目次
開発許可後の全体イメージ
ざっくりいうと流れはこうです。
1️⃣ 工事着手届
2️⃣ 工事の実施
3️⃣ 中間検査(道路・擁壁・下水など)
4️⃣ 完了検査の予約調整
5️⃣ 完了届提出・帰属手続き
6️⃣ 現地検査・是正対応
7️⃣ 検査済証の受領
8️⃣ 完了公告
👉 許可後もやることが山ほどあります。
工事着手届を提出してから工事スタート
まず必要なのが、
📄 工事着手届
これを出してはじめて正式に工事に入れます。
無届で工事を始めると
是正指導や最悪トラブルになることも。
工事中に行われる「中間検査」が超重要
多くの自治体で行われるのが、
🚧 中間検査(中間確認)
主にチェックされるのは、
- 開発道路の路床や路盤、構造物の設置状況、舗装復旧範囲の確認
- 擁壁の床付検査、配筋検査
- 下水道・雨水施設の施工状況
👉 舗装やコンクリートで隠れる前に確認されるのがポイント
ここで不適合が出ると、
❌ やり直し
❌ 設計変更
になるケースも普通にあります。
境界プレートは工事でほぼ飛ぶ
実務でほぼ確実に起きるのがこれ。
🚨 工事で境界標が消える・動く問題
重機が入ると、
・境界プレート
・境界杭
・埋石
は高確率で飛びます。
👉 完了検査前に必ず復元・設置が必要
これを忘れて検査に出すと、
ほぼ確実に是正指示が出ます。
完了検査のやり方(実地検査が基本)
工事が終わったら、
📄 完了検査申請
を行います。
多くの自治体では、
👷 担当課職員が現地に来て実地検査
が行われます。
チェック内容は、
- 図面どおり施工されているか
- 道路・擁壁・排水の仕上がり
- 境界標の設置状況
- 事業区域の周り間(まわりけん)の測定
など細かく見られます。
ほぼ一発合格しない?是正指示→再対応
正直な実務感覚としては、
👉 一発合格の方が少ない
です。
よくある是正例:
- 側溝の調整
- 舗装の補修
- 境界標の追加設置
- 写真の撮り忘れによる再撮影 等
是正工事を行い、
📑 写真や報告書で市へ報告
👉 再確認
という流れになります。
検査済証を受領してようやく一区切り
是正が完了し、問題なしとなると、
📜 検査済証(完了検査合格証)
が是正完了から1週間から10日程度で交付されます。
ここでようやく、
✅ 開発工事が法的に完了
となります。
完了公告が出て初めて「正式終了」
多くの自治体ではその後、
📢 完了公告
が行われます。
これによって、
✔ 開発行為が正式に終了
✔ 建築等へ進める状態が公になる
という位置づけになります。
開発道路などの帰属手続きも忘れずに
開発で設置した、
- 開発道路
- 公園
- ごみ集積所
などの土地は、市へ帰属(寄附・引継ぎ)するケースがあります。
ここでは、
📐 測量
📄 登記
📑 帰属申請書類
が必要になり、これも手間がかかります。
正直、開発許可後の方が大変です
よくある誤解が、
❌ 許可が一番大変
⭕ 実は工事管理と検査対応が一番大変
という現実。
・検査対応
・是正工事
・行政との調整
・書類作成
・帰属手続き
すべて並行して進みます。
まとめ|開発許可はスタートラインにすぎない
✔ 工事着手届からスタート
✔ 中間検査で構造チェック
✔ 道路などの帰属手続き
✔ 完了検査で現地是正対応
✔ 検査済証と完了公告
👉 開発許可後は想像以上にやることだらけです。
開発許可後の工事管理・検査対応までトータルサポートしています
当事務所では、
・工事着手~完了までの行政対応
・中間検査・完了検査の立会いサポート
・是正対応の調整
・帰属手続き・測量連携
まで一括で対応しています。
「許可は取れたけどこの後どうすれば…」という段階からでもご相談ください。


